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鳩を知る

ハトを知って対策を練る!

掃除しても掃除してもびっしりとこびりつく糞、昼でも夜でもお構いなしに響く鳴き声、気になる感染病……平和の象徴といわれる鳩(ハト)ですが、いざ我が身に被害が降りかかるとストレスが溜まって仕方ありません。世の中にはさまざまな鳩害対策がありますが、それらを施す前に鳩の生態について少し勉強してみましょう。本当に有効な対策が見えてくるはずです。

ハトのものすごい帰巣本能

ハトのものすごい帰巣本能

鳩は年中ずっと同じ街に暮らす「留鳥」です。たとえどんなに離れた街にいても、自分の街と巣に戻ってきます。その類い希な帰巣本能は、現代のように通信手段が発達していなかった頃に「伝書鳩」として人々に利用されてきました。また、特性を活かしてレースにも親しまれてきました。

 

ですが帰巣本能の実態については、研究が重ねられてきたものの未だ明らかにされていません。諸説ある中でもっとも有力なのは、地球の磁気や太陽の位置などを優れた感覚によって感知し、帰る方向を辿っているという説です。

 

鳩は、どんなに追い払ってもそれまでの住処に帰ってきます。1,000キロ近くの距離をたった1日で飛んで帰ることもあるのです。一度巣を作られてしまったら、中途半端な対策では被害から逃れることはできません。

ハトにとってファミリーと仲間はとても大事

ハトにとってファミリーと仲間はとても大事

鳩の世界は一夫一妻制です。人間と同じですね。夫婦で協力して賢明に卵を孵し、子育ても一緒に取り組みます。ちなみに1回に2つ卵を産み、年4~6回繁殖が可能です。どれだけ子育てが大変でも、夫は絶対に浮気をしません。もしかしたら人間よりも強い絆なのかもしれませんね。
鳩は、他の鳥とは違い子育て時には「ピジョンミルク」と呼ばれるものを体内で作り、ヒナに与えます。これは年中作ることができるので、ほとんどの鳥が繁殖できない冬でも子育てができる一つの要因です。

 

また鳩は、群れで行動します。街で何羽も一緒の動きをしているのをよく見かけるでしょう。とても縄張り意識が強く、群れ全体で街・住処に定着します。その中でも好んで住む場所はそれぞれ決まっています。

ハトに寄生する有害な菌

ハトに寄生する有害な菌

スズメは「飛ぶネズミ」といわれるほどに有害な菌を持っていることで有名ですが、鳩も同じだということをご存じですか? 鳩が原因の病気で特に死亡率が高いのが「クリプトコッカス症」です。
カビの一種である菌が鳩の糞の中で増殖し、乾燥した糞が舞うことで人の肺に入り込んで引き起こされます。小さな子どもや免疫力が低下した人ほどかかりやすく、恐ろしいのは肺に吸い込んでも肺には何の症状も現れないということ。
菌が好む脳髄液に触れてから髄膜炎や脳炎といった重度の病気になって現れるのです。安全な特効薬は見つかっていません。そのほかにもさまざまな病気の原因菌を持つ鳩は、あなたが思っている以上に恐ろしい存在なのです!

 

鳩の糞は酸性が強く、金属やコンクリートを腐食させる働きもあります。また、糞が堆積しているだけで、その臭いで鳩が巣に戻りやすくなることもわかっているため、一刻も早く何とかしなければならないのです。長期間放置しておくと清掃をしても完全には除去できません。
また、鳥獣保護法により許可なく捕殺することは禁止されています。

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